あまり知られていないことですが、「日本は農薬大国」と聞くと耳を疑う方も多いのではないでしょうか?
日本は、農薬の使用量も世界トップレベルに使用されており、食品添加物も世界一を誇る添加物大国へと上り詰めています。
真実は、想像している以上に日本の野菜や果物には、とても多くの農薬が使われているのです。
しかし、JAS認定のオーガニック野菜だからといって無農薬とは限りません。JAS認定の決められた農薬や肥料があり、それ以外は使ってはダメという決まりになっているようです。
大切なことは、自分や家族の健康のため、これからの世代と環境のためにも、国産だからと盲信するのではなく、日本の農業において農薬が多く使われているという真実を知っておくことが大切です。
そして、ことさらに健康について気を付ける習慣を身につけることです。
よく海外の食材や中国産などは危険と言われ、あたかも国産は安全だということがメディアで言われていますが、それは本当でしょうか!?
あなたや身近な家族が普段口にしているその野菜や果物は、果たして本当に「安心安全」なのでしょうか?
日本に渡航する際、このようなパンフレットを渡されたそうです。
「日本へ旅行する皆さんへ。日本は農薬の使用量が極めて多いので、旅行した際にはできるだけ野菜を食べないようにしてください。あなたの健康を害するおそれがあります」
日本の農薬使用量は世界トップクラス
日本の農薬使用量は海外と比較しても多いです。
アメリカは日本の約6分の1。
ヨーロッパ諸国も少なく、スウェーデンに至っては、日本の20分の1となっています。
これは、ヨーロッパが政策で、農薬の使用量を減らしているからです。
つまり、農薬の使用量は政策によって決められている、ということです。
国が厳しい基準を設ければ、農薬の使用量は当然減ります。
国の基準をもとに、農薬の使用量、散布回数が農協などによって指導されるのです。
農薬使用量の多さは、農家さんの責任というよりかは、国の政策、その基準によるものが大きいとも言えます。
日本は、残留農薬の基準値がヨーロッパと比べると非常に高く、作物によっては100倍程度のものもあります。
残留農薬の基準値が高いということは、その分多く農薬を使えることになります。
農家さんからすれば、国の基準をもとに農協に指導されているのですから、しっかり農薬を使って栽培し、色、形を整えて、その企画にあわなければ、出荷させてもらえないこともあります。
なぜ、そこまで形が揃ってないといけないのかというと、日本の消費者は形の良さを重視しているため、形が悪いものは売れないからです。
便利になればなるほど増える農薬量
日本のスーパーに行くと、どんな季節の野菜でも手に入ります。夏野菜であるトマト、きゅうり、ナスなどは、夏に限らず一年中を通して安定供給されています。これほど便利になった背景には、促成栽培の発達があります。促成栽培とは温度や日照量を人工的に管理して、自然環境では育たない作物を育てる方法です。
ピカピカで健康的に見える野菜であっても、大量の農薬が使われている可能性があることを知っておきましょう。