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オランダで鍼灸師として働くには

ロッテルダム

今回は、「オランダで鍼灸師として働くには」というテーマでお話ししていきます。

オランダ移住に向けて、鍼灸師としてオランダで働くにはどのような過程が必要なのか調べました。

オランダにて鍼灸師の資格制度

調べたところ、オランダでは厳密な鍼灸の免許というのはありませんでした。 しかし、オランダにいくつかある鍼灸系団体に登録することで保険適応内でクライアントの方は施術を受けることができるというシステムがあります。

オランダは海外、特にヨーロッパでは数少ない鍼灸の保険が認められている国の一つです。そのため、鍼灸の認知度は他の国に比べると高いといえます。

しかし、厳密な鍼灸の資格がないので、オランダの学校に通い鍼灸の資格を取らなくても日本の免許で働くことは可能です。しかし、施術は保険適応外になります。いわゆるプライベートサロンのようなもので、鍼灸という行為自体は違法にはならないということです。

オランダの健康保険

オランダの健康保険は民間の保険会社によって提供されています。
アメリカのように保険に入らないという選択肢があるわけではなく、健康保険加入は法的に義務付けられているようです。

保険の種類:
加入必須の標準プラン(basisverzekering)一般的な医療全般
加入任意の追加プラン(aanvullende verzekering)歯科、眼鏡、物理療法、代替医療など

鍼治療は代替医療として一部の追加プランでカバーされていて、利用できる条件や金額上限はプランによって異なるようです。ただし、保険適用となる鍼治療は認定されたオランダの鍼団体に所属している鍼師から受けたものである必要があるため、団体への登録が必須のことがわかりました。

日本の免許書き換え

日本で養成校を卒業し、日本の免許を持っている方はオランダで免許の書き換えを行うと保険適用ができる仕組みがありました。書き換えといっても日本の免許が無効になるわけではありません。

免許の書き換えというのは、オランダの鍼灸系団体に登録することで可能です。この登録によって患者は保険内にて治療することができます。ただし、鍼灸は上記のaanvullende verzekeringとなるので、医療保険の基本パケットのなかに含まれておらず、個人で追加オプションとして鍼灸の保険に入る必要があります。

さらに調べたところ、必要書類や審査には費用と時間が掛かり、なかなかハードルは高そうです。

(必要書類)

1.公認翻訳された日本の免許と単位修得証明書+英文の卒業証明

2.オランダ鍼灸系団体への申請書

3.パスポートのコピー

以上が必要のようです。

2.申請書を取得するには、こちらの2団体のホームページよりメールで確認する必要がありそうです。

⇒オランダ伝統中国医学協会

⇒オランダ鍼灸師会

現段階まで調べたところでは、日本の制度では鍼灸学校で東洋医学と西洋医学の両方を学びますが、オランダでは別々の機関で学び別々の証明書が発行されるようです。

そして、免許取得したのが10年以上前の場合は、オランダの専門学校にてMedische Basiskennis (MBK)と言われる西洋医学のコースを受けなければなりません。東洋医学は10年以上前でも問題ないようです。

こちらの大学の9月から7月までの週末に行われる西洋医学コースに参加が必要のようです。

授業料約€2,100

Shenzhou Open University

ここまで調べた結果、オランダ鍼灸団体に登録して保険適用を目指すかどうかは現地で働いたり、現地にて情報を仕入れてからでも遅くはないと判断しました。

この件に関してお詳しい方が見えましたら、ぜひコメント残して頂きたいです。

 

 

 

 

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