これまで延べ3万人の患者さまの治療実践を得てきました。
・腰痛や肩こりなどの慢性疾患
・スポーツ障害・がん患者さん
・指定難病の患者さん
・次々と不定愁訴に現れる患者さん
3万人の患者さんに共通していることがあります。
それは・・・
呼吸が浅くなっていることです。
呼吸が浅い状態とは、言い換えれば生命力が著しく下がっていることです。
東洋医学では、未病という病になる前の状態という価値観があり、
この状態の時にすでに内臓や精神状態は、病の予備軍になります。
呼吸が浅い状態は、正に病の予備軍になります。
人は平均、1分間に15~20回も呼吸しているといわれ、1日に換算すれば約3万回です。
呼吸が浅いと血液中の酸素が不足してしまいます。
なぜ、呼吸が浅くなったり、生命力が下がってしまうのか?
今回は、生命力が下がる原因を呼吸以外から考えてみました。
それは良くない生活習慣や食生活が生命力を下げる原因にもなります。
もしかするとこれを読んでいるあなたの生命力は激下がりしてるかもしれません。
つまり、病予備軍かもしれません。
もし、これを読むあなたが
・毎朝起床時にしっかり眠っても疲れが取れない
・食後に眠くなる
・仕事が思うように進まない
・集中力が続かない
・毎日ストレスが強い
・落ち込む時がよくある
・何かしらの身体症状が起こっている
この中で一つでも該当するものがあれば、
あなたのライフエネルギーが下がっている兆候と
言えます。
ここ日本では、二人に一人ががんになり、三人に一人ががんで亡くなっているのも、あまり知られていません。
我々は、家族のために子供のために何をしなければいけないのか。
資本主義とオーガニック
資本主義の構造上 どんな商品も「より売れればより安くなっていく」
という事は わかるかと思います。
(例えば)
売れる商品は、生産コストも大量生産によって下がるため、儲かるからと参入する企業も増えてきます。
そして、売れれば売れるほどその商品は安くなっていくのは当たり前です。
例えば オーガニック商品や無添加無農薬の商品は、通常の商品より値段高いですよね?
なぜでしょうか?
第一に生産コストが高いのはもちろんありますが、問題はそれだけではありません。
何よりもオーガニックなどの市場は、まだ未発達分野で資本主義的競争が成り立っていないからです。
無農薬の果物なんて高すぎます。普通のスーパーの果物でさえ高く、さらにオーガニックはお菓子すらも高い。
野菜に果物やお肉もお酒も全部1.5倍以上するものを買えるわけないというのが、オーガニックを一生買えない原因となっています。
そして、普段購入している安いからと飛びついた食品はどんどん買い易くなります。
これは世の中が悪いのではないと思います。
私たちは、誰でも月曜から金曜又は土曜まで働いてお金を稼がないといけない。
自分が体に良いものを買う為に誰かに体に悪いものを売ったとしても、儲けなければいけない構造になっています。
テレビ番組やCMを見ても、毎日スポンサー企業の商品を連日放送しています。常に目に入る商品は売れていきます。
これを「ザイオンス効果」と言います。
「ザイオンス効果」とは、同じ人やモノに接する回数が増えれば増えるほど、その人やモノに対して好印象を持つようになるという心理現象のことを言います。
企業はそれをうまく活用しているのです。その企業を守るために従業員を守るために。
企業や個人の月曜から土曜に文句を言いたいわけではありません。
資本主義をオーガニックに傾けるには、みんなが少し頑張ってそこにお金を落とす以外に方法がない。
オーガニックが儲かるなら大企業はすぐにオーガニックに飛んできます。
子どもや家族ために
「良いものを買う事 そして 悪いものを買わない事」
これができる人間は本当に将来を考えていると思います。
子どもが今日も愛おしく恋人が好きでたまらないなら、昼飯をコンビニやファーストフードなどインスタントのもので済まさず、しっかりと資本主義を構造的に理解しお金をどう使っていくかは、とても重要なことです。
あなたならどうしますか?
子どもがガンになったら?
家族が原因不明の難病になったら?
私は、そういったご家族をたくさんたくさん見てきました。
「オーガニックを買う為の努力 オーガニックや世の中について勉強する努力」
そういう日々の努力や勉強を1番の「愛」だと心から思って生きています。
金が無いから節約の為にと抑えた食費は、子どもの将来を犯すことになります。
子どもや家族のための節約としても、こういったことは私の意見ではなく突き詰めていくと、
資本主義というのは構造上 こういう「ドライな結論」に辿り着いてしまいます。
病気を自ら招いてしまいます。
ならばせめて、完全にオーガニックじゃなくてもできるだけ体に悪くない食べ物を選択するスキルを勉強するのが我々の努めではないかと、日々感じています。
最後にもう一度
「良いものを買う事 そして 悪いものを買わない事」